25年以上、お客様のアンダーケアを見てきて感じることがあります。
それは、昭和世代の方はOラインの毛が少ないということ。
一方で、平成や令和の世代では、しっかり生えている方が多いのです。
なぜ、こんな違いがあるのでしょうか。
実はこれ、時代の食生活の変化と深く関係しています。
昭和のころは、和食中心。
発酵食品や根菜をよく食べていて、腸内環境がとても整っていました。
体の巡りが良く、ホルモンバランスも自然に安定していたんです。
でも今は、欧米化した食生活。
お肉や乳製品、油を多く摂ることで、脂質の量が増えています。
脂質はホルモンの材料でもあり、摂りすぎると
男性ホルモンが活発になりやすく、体毛が少しずつ濃くなる傾向があります。
さらに、現代は座りっぱなしの生活が増えました。
骨盤まわりの血流が滞ると、体が「守ろう」として毛を生やそうとするんです。
そしてストレス社会。
ストレスホルモン(コルチゾール)が増えると自律神経が乱れ、毛周期にも影響します。
つまり、
「欧米食」「冷え」「血流の滞り」「ストレス」
この4つが現代人のOライン毛を増やしている大きな要因なんです。
毛って、時代の鏡。
食も生活も変われば、体毛も変わります。
そして、見えない部分ほどその変化が出やすい。
美容の仕事をしていると、毛の生え方ひとつにまで
その人の生活や時代の背景が表れることを実感します。







