サロンに2回目ご来店のお客様と、何気ない会話から、
気づけば“子どもの話”に。
つい口をついて出たのは、
「最近、娘が勉強しなくて……もう、塾代がかかります。昨日大げんかでした!」という愚痴。
するとお客様が、
「わたしも同じ。でもね、投資で失敗したと思って課金してあげて」
「必ず、子どもの経験として帰ってくるから」
と。
二人の息子さんが30代と20代後半。
「キラキラ大学」はダメだったけれど、
それでも大学を出て、今は自分の道で楽しそうに頑張ってる。
予備校代も受験料も、学費もろもろ、
お子さん2人分で貯金はすっからかん。
でも、「まだ働けてるから、どうにかなるのよ」と
さらりと笑って話してくださいました。
あぁ、わたし、
お金が減ることばかり気にしてたんだなぁと気づかされました。
“投資”って、お金だけじゃなくて、
「信じてあげる力」なんだと。
娘ともう一度、ちゃんと向き合って、
応援してあげようと思いました。
お客様との何気ない会話が、
今日はまるで心の授業のようでした。
ありがとうございます。
結婚式のたびにスピーチを頼まれて、自分だけひとりぽつんとそして一人で帰る。
そんな30歳のお客様の気持ち、よくわかります。
わたしも同じように、スピーチだけお願いされて、終わればひとりで帰る日々がありました。
でもその頃のわたしは、サロンをオープンしたばかりで、それどころではなかったんです。
当時は「30で開業なんて、結婚できなくなるよ」と男性から言われるような時代。
短大を出て、2年くらい受付をして、その間に旦那さんを見つけるのが“勝ち組”とされた時代でした。
だから、開業なんて夢物語。
「無理に決まってる」と言われ続けて、それでも悔しさだけを力にして前に進んできました。
あの頃に比べたら、今はもっともっと自由です。
だから、30歳で焦る必要なんてありません。
大丈夫。あなたにも必ずハッピーはやってきます。
どうか妥協だけはしないでください。
未来は誰にもわからない。
「羨ましい」と感じるのは、その瞬間だけです。
不安や愚痴があるなら、いつでもサロンで吐き出してください。
わたしはあなたの味方で、ちゃんと話を聞く準備ができています。
30歳は、人生の分かれ道ではなく、未来のスタート地点。
だからこそ、自分の足でしっかり歩いていきましょう。
昨日、イセタンサローネでGalerie Oneのお客様の展示会を見てきました。普段は鎌倉ギャラリーに飾られています。
会場にピカソの水差しがあって、実物を前にするとやっぱりドキッとしました。
アートに詳しいわけではないけれど、丸い形や線の感じがどこかユーモラスで、目が離せなくなるような不思議な存在感。
お客様が「持ってみますか?」と声をかけてくださり、特別に触らせていただきました。
底には「EDITION PICASSO 218/300」と刻まれていて、世界に300点しかないもののひとつ。
嬉しかったけれど、少し緊張して、そっと両手で支えるようにして持ちました。
ほんの短い時間でしたが、心に残る体験になりました。
フクロウのモチーフもかわいい🩷