お客様と話していたら、お母さんの介護施設の話になりました。
認知症が進み、軟便でオムツ交換も増えているそうです。
でも、なかなか交換してもらえず、
毎日お風呂に入れるわけでもない。
だんだんかぶれて、拭く時も痛い。
オムツ交換の話って、本当によく聞きます。
お願いした日はやってくれる。
でも、また同じ。
高い施設だから安心、というわけでもないんですよね。
結局は、人なんだと思います。
介護士さんが長く働いているか。
人がちゃんと定着しているか。
施設を探す時は、建物や値段だけではなく、
そこも見た方がいいと思います。
そして、こういう話になると出てくるのが「介護脱毛」。
介護のためにアンダーヘアを全部なくす。
それも個人の自由です。
医療脱毛が悪いわけでもありません。
ただ、焦って全部なくさなくてもいいと思っています。
アンダーヘアも年齢とともに白髪になります。
レーザー脱毛は白髪には反応しにくいので、
あとから白髪だけ目立つこともあります。
全部なくすのか。
少し残すのか。
必要な時だけブラジリアンワックスで整えるのか。
その時に決めればいい。
私はそう思っています。
介護の話を聞くと、
やっぱり自分の老後も考えます。
私はできるだけ自分の家で暮らしたい。
仕事もできるうちは続けたい。
一人でも、自分の好きなことをして、
自分のペースで暮らしたい。
老後の準備はする。
でも、できなくなる前から
できなくなった時のことばかり考えなくてもいい。
年をとっても、
やりたいことはやる。
私は、そんな老後がいいです。
60歳手前になると、
「この仕事、いつまでできるんだろう」
「体力的に無理なんじゃないか」
そんな話をする人が増えます。
もちろん、私も考えます。
でも45歳の時と、50歳の時と、55歳の今では、考えていることが全然違う。
不安がなくなったわけではなくて、
不安の種類が変わっている。
だからきっと、60歳になったらまた違うことを考えるし、
65歳になったら65歳の不安があるんだと思います。
老後なんて考え始めたら、本当にいくらでもあります。
いつまで働くの?
どこに住むの?
持ち家があっても、マンションがあっても、独身だったらその先どうするの?
介護が必要になったら?
施設にはいつ入る?
親は子どもがいるから色々やってもらえるけど、じゃあ私は誰がやってくれるの?
結局、どのステージに行っても不安なんですよね。
だったら私は、不安ばかり考えるより、
その時の自分を想像します。
私は昔から、
Aプランがあって、Bプランがあって、
ダメならCプラン。
一つに決めません。
こうなったらこうする。
ダメならこっち。
それでも違ったら、また考える。
そのくらいでいいと思っています。
私はあと4年で還暦。
厳密に言えば、あと3年4ヶ月。
その頃には子育ても終わります。
昔だったら「還暦」って、ものすごく先のことだと思っていました。
でも今は、
「もう60歳になる」より、
60歳から、どう暮らそうかな。
そっちの方を考えています。
住む場所も変わるかもしれない。
働き方も変わるかもしれない。
今と同じように一日何人も施術するのは無理かもしれない。
それでも一つだけ、
今のところ全然変わらないことがあります。
私は、死ぬまでエステの仕事をしたい。
綺麗になりたいと思って来てくださる方がいて、
施術が終わった時に、
「嬉しい」
「スッキリした」
「来てよかった」
「ありがとう」
と言ってもらえる。
私は、これが本当に嬉しい。
26年この仕事をしていますが、
結局ここなんですよね。
エステって、綺麗にする仕事だけじゃない。
鏡を見てちょっと嬉しくなったり、
身体が楽になって気持ちまで軽くなったり、
来た時より帰る時の方が元気になっている。
私はそんなお客様をずっと見てきました。
だから私は、
私の仕事は、人をハッピーにする仕事だと思っています。
そして不思議なことに、
お客様をハッピーにしているつもりが、
私の方が元気をもらっていることも多い。
だから60歳になっても、
65歳になっても、
その時の自分にできる形で続ければいい。
今と同じじゃなくていいんです。
働く日を減らしてもいい。
小さくやってもいい。
場所を変えてもいい。
その時また考えればいい。
先のことなんて、誰にもわからない。
だから私は、
まだ起きてもいないことを心配し続けるより、
次はどんな生活をしようかな。
そう考えていたい。
たぶん60歳になった私も、
またAプラン、Bプランを考えていると思います。
それでいい。
人生、何歳になっても予定変更ありです。
最近、白髪を染めるのをやめてみました。
すると、Hong Kongからいらしたお客様に、
「そのヘアスタイル、とても素敵!」
と褒めていただきました。
なんだか嬉しくて、すっかり調子に乗っている私(笑)。
年齢を重ねてからの白髪は、隠すものだと思っていたけれど、こんなふうに素敵と言っていただけると、少し自信が持てます。
そこで娘に聞いてみました。
「この髪型どう?」
返ってきた言葉は……
「うん、老婆って感じ。」
……なんとも容赦ない(笑)。
でも、思わず笑ってしまいました。
褒めてくれる人もいれば、現実を教えてくれる人もいる。
どちらも私。
そして最近、髪を乾かして最後にコロコロをしても、床に落ちた自分の髪の毛が見えないことに気づきました。
白髪だから、見えないんです(笑)。
年を重ねると、こんな「あるある」が増えていく。
でも、それを笑えるようになったのも、年齢を重ねたからこそなのかもしれません。
白髪は増える。
でも、笑いのネタも増える。
それも悪くないな、と思う今日この頃です。