12月に入った途端、
「もう今年終わり?」
「ついこの前まで暑かったよね?」
そんな声を、毎年のように聞きます。
師走って、不思議です。
時計は同じ速さで進んでいるはずなのに、
体感だけが一気に倍速になる。
理由は簡単で、
やることが増えるのに、
自分のケアは後回しになりがちだから。
大掃除、年賀状、忘年会、仕事の締め。
人のための予定は埋まるのに、
自分の予定は「年明けでいいか」と先送り。
でも、肌や体はちゃんと一年分の疲れを溜めています。
むしろ、頑張った分だけ正直。
だから師走こそ、
大きなことをしなくてもいい。
長い時間を取らなくてもいい。
「ちゃんと終わらせる」ための、
ほんの少しのメンテナンス。
きれいにするため、というより、
一年お疲れさま、と自分に声をかける時間。
その余白があるだけで、
年末の慌ただしさは、少しだけ優しくなります。
今年をちゃんと終えて、
気持ちよく新しい年を迎えられますように。
こんにちは、アンダーヘア雑学のHIROMIです。
今日は、少し懐かしい「2000年代のブラジリアンワックス」についてお話しします。
今でこそVIO脱毛やデザインワックスに関する情報は山ほど出てきますが、当時の日本はまだ情報が本当に少なく、誤解が広がりやすい時代でした。
その代表的なものが、
「ブラジリアンワックス=全部取る」
というイメージ。
この解釈がひとり歩きしてしまい、サロンではこんな場面がよくありました。
脚のワックスを“ブラジリアンでお願いします”、
脇下のワックスを“ブラジリアンできますか?”
本来とは全く別の意味で使われてしまっていたんです。
本来のブラジリアンワックスとは、
ランディングストリップ(細い一本ライン)
イニシャル
ハートのデザイン
など、“デザインを残すスタイル”が中心でした。
ラインを残す、形を作る。
つまりブラジリアンは「全部取る」よりも、本来は“整える文化”だったんです。
さらに興味深いのは、全部オフにするスタイルも国によって呼び方が違っていたこと。
オーストラリアでは「プレーボーイ」、
アメリカでは「ハリウッド」。
もしかすると、当時ほかの国にも独自の名前があったのかもしれません。
では、日本はどうだったかというと…
「全部で」そのままでした。
情報が少ない中で、シンプルでわかりやすいし、クレームになりにくいから“全部取る”ことが良しとして広まりやすかったのだと思います。
デザイン文化を知ると、
「私に似合う形って何だろう?」
「全部じゃなくてもいいんだ」
と、新しい視点が生まれます。
ブラジリアンワックスは、“見た目”だけではなく“文化”としても面白い世界。
これからも、アンダーヘア雑学としていろいろな角度からお届けします。